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奨学金は給付型と貸与型のどちら?返還の有無と確認ポイント

公開:2026年10月10日 更新:2026年10月11日
この記事で分かること
先に結論:奨学金には返還不要の「給付型」と、卒業後などに […]

先に結論:奨学金には返還不要の「給付型」と、卒業後などに返す「貸与型」があります。制度の名前だけで判断せず、対象条件、いつから受け取れるか、授業料減免との関係、貸与なら卒業後の返還額まで確認しましょう。まず返還不要の支援を調べ、不足する金額を貸与で補う順に考えると、必要以上の借入れを避けやすくなります。

奨学金の給付と貸与を比較するイメージ

給付型と貸与型の基本的な違い

日本学生支援機構(JASSO)の給付奨学金は、要件を満たす学生に支給され、原則として返還を要しない支援です。高等教育の修学支援新制度では、給付奨学金に加えて、対象校の授業料・入学金の減免を受けられる場合があります。給付額や減免額は、世帯の所得・資産、学校の種別、通学形態などによって変わります。採用後も学業や在籍状況の確認があり、継続要件を満たさない場合には支援区分の見直しや停止となることがあります。

貸与奨学金は学生が借りるお金です。JASSOの第一種奨学金は無利子、第二種奨学金は利子付きで、どちらにも返還義務があります。貸与を受ける間は毎月の生活費や授業料を補えますが、卒業後には返還が続きます。申込時に決める月額が大きいほど、貸与総額も返還負担も大きくなる点を押さえましょう。

「給付型なら必ず全額無料」「貸与型は誰でも希望額を借りられる」ということではありません。申込条件、採用枠、学校の対象状況、家計基準などがあります。制度の対象かどうかは、JASSOの案内だけでなく進学先の担当窓口でも確認してください。

給付型奨学金を確認するときのポイント

給付型の対象となるかは、家計の状況や学業など複数の基準で審査されます。世帯収入だけを見て判断できるとは限らず、家族構成、資産、扶養状況、住民税情報などによって結果が異なります。進学先が制度の対象校か、給付と授業料減免の両方が利用できるかも確認が必要です。

申込みは高校等を通じて進学前に申し込む予約採用と、進学後に申し込む在学採用があります。学校ごとに案内や締切が設けられるため、まず在籍校の担当者へ年間予定を聞きましょう。必要書類には、本人や生計維持者の情報を確認するものが含まれることがあります。マイナンバーの提出など、個人情報の扱いも公式案内に沿って行います。

給付額は、支援区分や自宅・自宅外通学、国公立・私立の別などで変動します。給付額の見込みを家計計画に入れる場合は、最も手厚い金額を前提にせず、審査後の決定内容を確認してから必要な調整を行います。授業料減免についても、大学の請求額からいつ、どのように差し引かれるのかを学校へ確認してください。

貸与型は「借りられる額」ではなく必要額で決める

貸与型を検討するときは、学費・生活費の見込みから、家計から出せる額、給付支援、授業料減免、預貯金などを差し引いて不足額を出します。その不足を埋めるために、必要な期間と月額を考えます。家計の不足をすべて奨学金に頼るのではなく、進学先の授業料分納、自治体の支援、学内の給付制度なども並行して確認しましょう。

第一種は無利子ですが、利用できる月額や条件があります。第二種は利子付きで、利率の算定方式などを選択する仕組みがあります。返還が始まる時期、返還回数、毎月の返還額は貸与総額等によって異なります。申込時に提示される返還例やJASSOのシミュレーションを使い、卒業後の初任給だけでなく、就職活動や転職、休職などで収入が変動する可能性も含めて考えると安心です。

必要額と卒業後の返還を整理するイメージ

制度を比較するチェック表

項目 給付型 第一種 第二種
返還 原則不要 必要・無利子 必要・利子付き
主な確認事項 家計・学業等の要件、対象校 家計・学力要件、貸与月額 家計要件、利率、貸与月額
入学前費用 支給開始時期を確認 初回振込時期を確認 初回振込時期を確認
家族で話すこと 継続要件と家計への反映 本人が返す総額 利子を含む返還額

この比較は制度の大まかな整理です。最新の金額や要件は年度によって変わることがあるため、申込年度の案内を参照してください。給付と貸与を併用すると貸与月額が調整される場合もあるので、併用時の条件を確認しましょう。

予約採用と在学採用、申込みの進め方

進学前に申し込む予約採用は、入学後に奨学金を利用する見通しを持ちやすくする方法です。ただし、予約採用の候補者決定だけで振込みが始まるわけではなく、進学後に進学届を提出するなど所定の手続きがあります。案内された期限までに進学先へ必要書類を提出できるよう、合格後の予定も把握しておきます。

在学採用は進学後に学校を通じて申し込む方法です。募集時期や提出先は学校ごとに異なり、年度途中の募集があるかどうかも確認が必要です。申込みから初回振込まで時間がかかる場合があるため、入学金など入学前の納付金を奨学金で払えると思い込まないようにしましょう。期限が迫っている支払いは、学校に延納・分納制度や独自の支援がないか先に相談します。

  1. 在籍校と進学先の奨学金担当窓口を確認する
  2. 予約採用・在学採用の締切と必要書類を一覧にする
  3. 給付、授業料減免、貸与の併用条件を確認する
  4. 貸与が必要なら、必要額と返還見込みを本人と家族で共有する
  5. 採用後も継続条件と変更手続きの時期を確認する

貸与奨学金を使う前に家族で話したいこと

貸与奨学金を誰の負担として考えるかは家庭によって違います。制度上、学生本人が借りるものでも、在学中の返済を親が支援するのか、卒業後に本人が返すのかを話し合っておくと、認識の違いを防げます。保護者が返済を肩代わりする前提なら、保護者の住宅ローンや老後資金との兼ね合いも確認しましょう。

返還額を計算するときは、月々の金額だけでなく、返還が始まる時期、返還期間、利子を含む総額を見ます。第一種には所得連動返還方式など選択肢がありますが、選択できる対象や条件をJASSOで確認してください。返還が難しくなった場合の減額返還や返還期限猶予は、条件を満たして申請する制度です。利用を予定に入れて借り過ぎるのではなく、返せる見込みを基本に計画します。

学業や健康の事情で休学・退学する場合、奨学金の貸与や返還開始時期にも影響します。手続きが必要な場合があるため、学校とJASSOに速やかに相談します。氏名・住所・口座の変更なども、必要な届出を忘れないようにしましょう。

親子で進学後の家計を考えるイメージ

よくある質問

給付型と貸与型は一緒に申し込めますか?

制度の条件により、給付と貸与を併用できる場合があります。ただし、給付の採用状況によって貸与額が調整されることがあります。学校とJASSOの最新案内で併用時の金額を確認してください。

給付型の対象かどうか、収入だけで分かりますか?

収入だけで確定できるとは限りません。家族構成や資産、学校区分なども関係します。JASSOの進学資金シミュレーターは目安として使い、正式な申込審査を受けて確認しましょう。

予約採用になれば入学前に振り込まれますか?

候補者に決まった後も進学先で手続きが必要です。実際の初回振込の時期を学校に確認し、入学金などの期限に間に合うかを別に確認してください。

まとめ:返還不要の支援から確認し、借入れは不足分に

給付型は返還不要、貸与型は返還が必要です。まず対象校や家計・学業の条件、申込期限を確認し、給付奨学金と授業料減免を調べましょう。それでも不足する金額があれば、第一種・第二種の違いと返還見込みを比べ、本人と家族で無理のない額を検討します。制度の条件は変更されるため、申込年度のJASSO公式資料と学校窓口を必ず確認してください。

参考資料

情報確認日:2026年10月11日。金額・要件・日程は改定される場合があります。申込年度の公式情報をご確認ください。本記事は一般的な情報提供を目的としています。

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